
目次
支援詳細
支援内容
人材育成研修(経理部門社員教育)の企画、計画作成、実施
1. OFF-JT:経理事務基礎コース(全12回)
職務内容として経理事務を担当するにあたり、出納帳・現金出納ノートを基に、主に月次処理の遂行に必要な基礎を習得する訓練とする。
2. 厚生労働省 人材開発支援助成金の申請代行
支援期間
2017年5月~2017年8月(3カ月間)
従来の課題
株式会社山口商店の経営者は、現場施工作業における若手の育成とともに施工技術の承継に取り組んでいる。現場のみならず管理部門においても、将来の世代交代の準備として若手社員を採用し、経理を任せられるように訓練したいと考えていた。
支援に至った経緯
現在、山口商店では経理と総務を全般的に担当している事務員がいるが、世代交代を考える時期に来ている。若年者を1名採用し、経理を担当させる人員計画を進めようとしていた。しかし、採用した事務員は一般事務の経験はあるが経理については未経験であり、経理知識やスキルは有していない。また社内では経理の専門的な指導を行える人材はなく、現在、経理担当社員も日常業務に追われて指導する余裕が無い状況である。当社北浜グローバル経営ではさまざまな分野における人材育成に対応可能であり、今回、上記課題についてご相談いただいた。
支援内容

当社は、山口商店の対象社員に経理事務の基礎についての研修を①OFF-JTで実施すること、②講師とマンツーマンでの研修を実施することを提案した。内容は、週1回で3時間の講習を全12回、約3カ月を掛けて実施するものである。当社ではこのようなカリキュラムを策定して研修を実施している。初回テーマ「経理の役割と簿記の基礎」に始まり、模擬ワークを含めて実務を学習し、「経営に役立つ財務知識」に至るまでを3カ月という短い期間で習得して実業務に就いてもらうことを目標としている。受講者も経理は難しいというイメージを払拭することができて、興味深くその業務の重要さを学ぶことができたと感想を述べている。
成果と今後の展望

山口商店は、若年者に企業経営の根幹となる経理をこの研修で基礎から学び、実務においてさらに成長することを期待している。当研修を社内の世代交代の足掛かりとし、将来の事業承継を視野に入れた経営課題に取り組むことで建設分野において安定的・継続的な社会貢献を目指している。