【チェックシート付】業務効率化の近道!ITインフラ構築の必要性と3つの効果 | 北浜グローバル経営株式会社

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【チェックシート付】業務効率化の近道!ITインフラ構築の必要性と3つの効果

新型コロナウイルス感染症の大流行で、在宅勤務(リモートワーク)という言葉が随分身近になったように思います。
お客様のもとに足しげく通うのではなく、商談もオンラインで完結、なんてことも当たり前になりつつあり、時代の転換期を肌で感じています。

ただ、在宅勤務やオンラインでの商談を何の不安もなくスムーズに導入できたのは、恐らく、社内のIT環境がしっかり整っていた企業に限定されるはずです。

在宅勤務には
・ノートパソコン、もしくは自宅から社内ネットワークにアクセスできる環境
・情報漏洩を防ぐセキュリティ対策

オンライン商談には
・カメラとマイクなどの環境
・通信が遅延しないためのネットワーク環境
が最低限必要です。

社内のIT環境というのは整備しておいて損はありません。
むしろ整備しておかねば、周りの企業からどんどん取り残されていく可能性もあるのです。

IT環境の土台は「ITインフラ」

インフラは、インフラストラクチャー(infrastructure)の略であり「何かを行う上で基盤となる機能や設備」を指します。
水道・ガス・電気など、人々が生活する上で欠かせない設備やサービスを「生活インフラ」と呼びますよね。

それと同じで、「ITインフラ」は社内のIT環境の基になるもので、大きく次の2つの要素から成り立ちます。

⑴ハードウェア
 システムやプログラムを動かす上で必要になる機械。
 主なハードウェア:PC、サーバ、ネットワーク機器

⑵ソフトウェア
 PCやサーバなどのハードウェアを動かすために指示を出すプログラム。
 主なソフトウェア:OS(オペレーティングシステム)、ミドルウェア

目的に合わせてハードウェアとソフトウェアを適切に組み合わせることで、社内のIT環境の基盤を作ります。

ITインフラ構築の必要性と効果

企業規模に関わらず、ITインフラの構築は事業を円滑に進める上で非常に重要です。
ITインフラを構築すると、以下のような効果も期待できます。

・業務効率化と生産性の向上
書類を紙で管理している、発注書を手書きしている、などの手作業も、データベース管理システムやオフィスソフトウェアを導入することで、業務効率の向上・業務スピード・品質・生産性の向上が期待できます。場合によってはコストが削減できる可能性も。

・競争力の強化
顧客への情報提供やサポートをデジタルで行うことで、情報の伝達速度が上がり、顧客満足度の向上が期待できます。
WEBサイトなどを活用した集客や、市場トレンドの把握・追随により、競合他社との差別化も狙えます。
さらに新しい市場に進出し、新製品やサービスを開発するための基盤整備にもつながります。

・データセキュリティの強化
ITインフラの整備は、セキュリティの向上に貢献します。
適切な対策をすることで、データの漏洩・サイバー攻撃などからビジネスの保護につながります。

事業の種類やニーズ、業界の状況によって整備すべき内容と優先度は異なります。
やみくもに最新システムを導入すればいいというわけではなく、目的に応じた環境整備が必要です。

ITインフラ構築の事例

・課題
情報システム担当者の退職に伴い、後任が社内におらず、採用も難しい状況。
システム周り全般の業務を担当者が一人で行っていたため、実態が把握できていない。
担当者退職後の問題点として、自社のネットワークの構成状況が不明、
サーバ保守管理、Windowsアップデート対応、新入社員のPCキッティング業務等に対応できる人がいなくなってしまう。

・当社の支援内容
お客様へ課題のヒアリング、今後の進め方をご提案(要件定義、計画設計、業者選定)
情報システム担当者に代わり、外部業者とお客様の間に入り、ネットワーク構築が円滑に進むようプロジェクトマネージャーの立ち位置で構築を進行中。
外部にサーバー保守を委託、並行して現在のネットワーク構成図を把握する事でお客様の情報資産を安全に運用できるよう支援を行っています。

ITインフラ構築の流れ

繰り返しになりますが、ITインフラ構築を行う際には、目的を明確にし、それぞれの工程の完了を確認した上で次に進めることが重要です。
インフラ構築の簡単な流れについて説明します。

①要件定義(現状の確認)
経営陣やプロジェクトマネージャーなど、ITインフラ構築に関係するメンバーで、現状の課題や実現したい内容を擦り合わせます。

②計画・設計
①の内容をもとに、コスト効率も考えながらインフラ構築の設計書を作成します。今後の拡張性もふまえた設計を行うことが重要です。

POINT!
インフラ構築の中で最も重要な部分は「①要件定義〜②計画・設計」です。
構築を行う目的、目標が明確でない場合、良いシステムを入れたのに使えない、ということも起こり得ます。現状をしっかり把握し、目指したい姿を明確にしておきましょう。

 

③試作モデルの構築・テスト
適切な設計ができているかを確認するために、試作モデル(プロトタイプ)を構築し、テストを実施します。

④本番環境の構築
必要なハードウェアとソフトウェアを調達し、ネットワーク構築とセキュリティ設定を実施します。

⑤運用テスト
計画、設計書どおりに動作するか、システム全体をテストします。
試作モデルのテストとの違いは「運用に現実的な問題がないか」を確認する点です。
問題があれば、その原因を探して取り除きます。

⑥運用
テストで問題がなければ、運用を開始します。

POINT!
ITインフラは運用を開始して終わりではありません。いつ何が起きても慌てないよう、障害発生時の対応や再発防止策などをマニュアル化するなどの準備が必要です。

 

社内のIT環境をチェック!

□ 社内にITの知見を持った者がいない
□ 社長がすべて兼務している
□ 情報システム担当者が一人しかいない
□ 情報システムの業務が属人化している
□ 情報システム担当者が退職予定
□ 販売業者から勧められたものを利用している

一つでも当てはまったら、IT環境を見直すタイミングです!

まとめ

ITインフラの構築は、企業のシステムを支え、ITツールを最大限活用する上で重要な役割を果たします。
企業のIT化やDXを検討する際、多くは「どんな便利ツールやソフトウェアを利用するか?」が語られがちですが、それよりもまずは「社内の最適なITインフラ」について検討する必要があります。

かといって、自社に最適なITツールとインフラ環境がわからないまま構築を始めると、コストが無駄になる、生産性が上がらないという場合も。
まずは当社のコンサルタントとともに、貴社のIT課題を洗い出すところからスタートしませんか?

北浜グローバル経営では、専門のコンサルタントがIT導入支援を行っています。
ITツールを最大限活用するためのインフラの構築だけでなく、貴社に最適なITツールのご提案、IT導入補助金の申請支援も可能です。

・新たにITインフラを構築したい
・現在のITインフラ環境を見直したい
・自社に最適なITツールが何かを相談したい
そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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