コンテンツSEOの手順を分かりやすく解説【初心者向け】 | 北浜グローバル経営株式会社

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コンテンツSEOの手順を分かりやすく解説【初心者向け】

WEBサイトの流入を増やすSEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)対策には、「テクニカルSEO」「コンテンツSEO」があります。コンテンツSEOは現在のSEO対策において重要度を増しており、いかにユーザーニーズを捉えて有益な情報を提供できるかが鍵となります。

この記事では、初めてSEO対策に取り組む企業様向けに、コンテンツSEOとは何か、実施の手順とポイントをご紹介していきます。

コンテンツSEOとは

コンテンツSEOとは、WEBサイトの流入を増やすSEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)対策の一つで、ターゲットにとって有益かつ良質なコンテンツ(情報)を発信することで検索結果の上位表示を狙う手法です。自社の製品やサービスに関連し、かつターゲットの疑問に応えたり、課題を解決したりするコンテンツが検索結果の上位に表示されることで、自社とターゲットの接点を増やすことができます。ブログやコラムの運営は、コンテンツSEOの施策として行われることが多いです。

コンテンツマーケティングとの違い

コンテンツマーケティングとコンテンツSEOの関係

混同されやすい言葉に「コンテンツマーケティング」があります。
コンテンツマーケティングとは、ターゲットのニーズに沿ってコンテンツを作成し、接点をもったユーザーのファン化を目指す手法です。例えば、Instagramで自社製品の活用アイデアを紹介するなどがその一つです。

コンテンツSEOはコンテンツマーケティングの一種です。
WEBページやSNS、メルマガなど複数媒体を使って発信することをコンテンツマーケティングと言い、コンテンツSEOは検索エンジン上での流入増加を目指す方法を指します。

コンテンツSEOのメリットとデメリット

コンテンツSEOを実施する際のメリットとデメリットを順番にご紹介します。

コンテンツSEO実施のメリット

コンテンツSEOのメリットは大きく以下の5点です。

・サイトの集客力が上がる
・継続した集客効果がある
・コンテンツが資産となる
・潜在層と接点ができる
・企業のブランディングに寄与する

SEO対策の一環のため、検索エンジンからの評価が上がり、継続したWebサイトの集客力アップが見込めます。また、定期的に情報を更新して管理することで、制作したコンテンツが蓄積されて資産となっていきます。

最も大きなメリットは、ターゲットのニーズに合った検索キーワードで対策を行うことにより、自社製品やサービスを知らない潜在顧客に早い段階からアプローチできることです。コンテンツを通して適切にユーザーの課題を解決できれば、ポジティブな印象を与えられ、ブランディングへの寄与も期待できます。

購買意欲とユーザーの関係(ホームページで集客できない理由とは?効果的な集客施策を解説より引用)

コンテンツSEO実施のデメリット

コンテンツSEOのデメリットは以下の3点です。

・即効性がない
・時間と労力がかかる
・戦略的に実行しないと効果が出ない

事前に踏まえておきたいデメリットは即効性がない点です。1年以上をかけてコツコツ取り組む施策のため、短期的に成果を出したい場合は広告など他の手法が適しています。

また、ユーザーの検索意図を取り違えたり、自社の言いたいことだけを自由に書いたりしてしまうと成果が見込めないことも注意が必要です。

コンテンツSEOの手順8ステップ

コンテンツSEOを実施する手順は8つに分かれます。

  1. 実施の目的とゴールを明確にする
  2. サービス・製品の強みを整理する
  3. ペルソナを設定する(可能であればカスタマージャーニーマップを作る)
  4. キーワードを選定する
    • ―検索意図を理解する
  5. 上位記事の傾向から付加価値を付ける
  6. 構成案を作成する
  7. 構成案に沿って中身を作成する
  8. 振り返り・改善を行う

8ステップを順にご紹介します。

実施の目的とゴールを明確にする

まずは施策の目的を決めましょう。
コンテンツSEOは集客して終わりではなく、集まったユーザーに何かしらの行動を起こしてもらうこと(コンバージョン=CV)を目指します。認知拡大はもちろん、購入数の増加、新規会員登録など、運営するメディアによって目的はさまざまなため、適切なものを設定する必要があります。この時にKPI・KGIも決めておくと施策を振り返りやすくなります。

サービス・製品の強みを整理する

記事を通してアピールできる点はどこなのか、自社のサービス・製品の訴求ポイントを洗い出します。
競合となる製品やサービスを分析し、強みやポジションが明確になると、独自性の高いコンテンツを作りやすくなります。フレームワークを活用すると効率よく整理できます。

ペルソナを設定する

コンテンツを読んでもらいたいユーザー像(=ペルソナ)を設定しておきましょう。
よく似た言葉にターゲットがあります。ターゲットは「30代、男性、運動習慣がある」など抽象度の高い内容で設定するのに対し、ペルソナは「北浜太郎、36歳、男性、体重増加を気にしており1カ月前からジムに通い始めた」というように、できるだけ具体的かつ詳細にしていきます。BtoB企業の場合は、ターゲットとなる企業像も具体的に設定するのがおすすめです。

ターゲットとペルソナの違い

ペルソナを設定することで、「北浜太郎が知りたい情報は何か?」というように、全員で同じ人の顔を思い浮かべながらそのペルソナにささりやすいコンテンツを検討できます。
この時、可能であればカスタマージャーニーマップを作成しておくとよりスムーズに進められます。

※ターゲットが商品を認知し購買するまでの過程で、発生するタッチポイント(顧客接点)や心情の変化を洗い出して図にしたもの

キーワードを選定する

次に、SEO対策を行うキーワードを選定します。
選定の際には以下の3点を軸に検討する必要があります。

・検索ボリューム(月間検索数)
・検索意図(インテント)
・難易度(競合性)

検索数の多いキーワードはニーズが高いと判断できますが、競合も多いため最初は上位表示を狙いづらくなります。また、月間平均検索数が少なくてもイメージするターゲットが特に検索するであろうキーワードの場合は、競合性が高くなるため上位表示の難易度が上がります。施策の初期フェーズでは、上位表示を狙いやすい検索数の多すぎないキーワードがおすすめです。

検索意図を理解する

ユーザーの検索意図を考慮することも重要です。検索意図は以下の種類に分けられます。

・ナビゲーショナル(案内)型
特定のWEBサイトに行きたい際に検索されるキーワードです。「目的のサイトへ行きたい=Goクエリ」と呼ばれることもあります。
例:「Amazon」「Facebook」「北浜グローバル経営」など

・トランザクショナル(取引)型
何かのアクションを起こしたい、具体的な行動をしたい時に検索されるキーワードです。「アクションを起こしたい=Doクエリ」と呼ばれることもあります。Doクエリの中でも、買いたい(購買意欲)に関するものは「Buyクエリ」と呼ばれます。
例:「Gmail ログイン」「Zoom ダウンロード」「コンタクト 通販」

・インフォメーショナル(情報収集)型
具体的な悩みや疑問を解決できる情報を探している際に検索されるキーワードです。「知りたい=Knowクエリ」と呼ばれることもあります。
例:「テザリング やり方」「反り腰 改善」「エンゲージメント 向上」

目的にもよりますが、記事コンテンツの場合に相性が良いのはインフォメーショナル型です。ナビゲーショナル型などは、効果が出にくいため避けるのが無難です。

上位記事にない付加価値を考える

キーワードが決まったら、実際に検索して上位の記事を調査します。タイトルや内容、構成などを整理して傾向を掴み、必要な情報が何かを見極めます。自社コンテンツの作成で重要なのが、上位記事にない付加価値を考えることです。上位記事を読んで取得できる内容と全く同じでは、自社記事を読む意味がないと検索エンジンに判断される可能性があります。評価基準にある独自性を満たすためにも、自社コンテンツだからこそのオリジナリティは何かを考えコンテンツを作成しましょう。

構成案を作成する

記事作成の際は、いきなり冒頭から書き始めるのではなく、最初に構成案を作成します。コンテンツの骨子を組み立て、見出しを決めることで以下のメリットが生まれます。

・情報に重複や不足がないか確認できる
・執筆前に流れの悪いところを修正できる
・結論までブレずに書ける
・既存記事の内部リンクを最適化できる

構成案に沿って中身を作成する

構成案をもとに文章を書いていきます。ポイントは、競合記事を参考にしながらも自分の言葉で書くことです。また、競合記事の間で頻出している語句(共起語)は、コンテンツの重要なワードとなる可能性が高くなります。共起語を抽出するツールを活用して主要な語句を補うとより充実したコンテンツになります。

振り返り・改善を行う

コンテンツの公開後は、実際の掲載順位、アクセス数、ページ遷移、CV数などの数値を必ず確認しましょう。チェックに使われる主要なツールは、Googleアナリティクス、Google Search Console、ヒートマップなどです。

平均検索順位が低い場合は、改めて競合記事との差を比較してブラッシュアップしていきましょう。競合が力を入れているトピックは順位変動も起きやすいため、情報の更新やリライト、リンクの追加などのテコ入れが必要になることが多いです。順位が安定するまで一定期間必要なため、短いスパンで変更するのではなく、新規記事は3カ月〜半年、リライト後は1カ月程の期間をあけながら実施していきましょう。

また、CV設定の見直しなども効果的です。お問い合わせしかCVを用意できていない場合は、資料請求できるようにしたり、メルマガに登録できるようにしたりします。

コンテンツSEOを実施する時のポイント

  1. E-E-A-Tを意識する
  2. YMYLコンテンツは難易度が高い
  3. 全てのコンテンツで上位獲得できるわけではない
  4. 検索結果でクリックしない「ゼロクリックサーチ」
  5. 類似したコンテンツは避ける
  6. 他社サイトのコピーコンテンツを作らない
  7. Googleのコアアップデートに注意する
  8. テクニカルSEOの実施も重要

E-E-A-Tを意識する

E-E-A-T(旧E-A-T)とは、Googleの検索評価ガイドラインで提示している評価指標で、「Experience(経験)」「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」の頭文字を取ったものです。

例えば一つのトピックに対し、初心者や実体験のない人が発信する情報より、その道のプロや経験者の発信する情報が信用できる感覚は多くの人が持っていると思っています。Webページにおいても、経験に基づいた有益な情報、専門性の高い情報、事実と相違ない正確な内容で信頼・安心できるページが評価されやすい傾向にあります。

Googleは「E-E-A-T 自体はランキングに直接影響する要因ではありませんが、E-E-A-T が優れているコンテンツを特定できる要素の組み合わせを使用することは有効です。」としています。バラバラのトピックではなく、一つのトピックに対してコンテンツを厚くしていくことが効果的です。他社が真似できない情報やデータなどを発信できるとより強いコンテンツとなります。

参考サイト:E-E-A-T と品質評価ガイドラインについて

YMYLコンテンツは難易度が高い

YMYLとは、Your Money or Your Lifeの略で、直訳すると健康・お金を指し、これらのトピックを扱うものをYMYLコンテンツと呼びます。GoogleはYMYLコンテンツを厳格に評価しており、間違った情報や信憑性の低い情報は検索結果の上位に表示されにくくなっています。そのため、YMYLを扱う際は特に情報の正確性・信頼性が重要です。出典の明記や情報源の選定には細心の注意を払う必要があり、上位表示の難易度が高いと言えます。

全てのコンテンツで上位獲得できるわけではない

コンテンツSEOを実施する以上、どの記事でも平均掲載順位の上位を獲得したくなるものです。しかし、実際には複数のコンテンツのうち流入を獲得するのはわずか数件のページとなります。

そのため、全てのページを上位表示させようと取り組むのではなく、CVに近いコンテンツや独自性を発揮できるコンテンツなど、優先度の高いものに注力していくと効果が出やすくなります。

「ゼロクリックサーチ」を考慮する

現在のGoogleの検索結果は、WEBページの候補以外にも情報が充実しています。例えば「強調スニペット」「ナレッジパネル」「他の人はこちらも検索」などです。これらを見るだけで課題を解決でき、ユーザーがWEBページに遷移しない「ゼロクリックサーチ」が増えてきました。パフォーマンスを確認する際は、検索結果をクリックせずに検索行動を終了させるユーザーも一定数いることを押さえた上で効果検証を行い、クリックされるための施策も検討しましょう。

類似したコンテンツは避ける

キーワードを追うあまり、内容の似通ったコンテンツを複数作成してしまうケースがあります。類似したコンテンツはGoogleから重複コンテンツとみなされ、ペナルティの対象になる可能性があるため注意が必要です。

キーワードが変わっても検索結果で表示されるページは同一のものになっている(=複数のキーワードに対して1記事で検索ニーズを満たすことができる)ケースもあります。

例えば「テザリング やり方」と「テザリング 方法」で検索した際、上位表示の結果が同じような記事になることがあります。このように近しいキーワードを一度に検索し、結果を確認しながらキーワードを選定することでコンテンツの類似を回避しやすくなります。

他社サイトのコピーコンテンツを作らない

競合記事が使っている表現が分かりやすくても、他社の記事をコピーして語尾だけを変えてコンテンツを作成するのは絶対にNGです。検索エンジンからの評価が下がるだけではなく、企業イメージの棄損にも繋がってしまいます。

コンテンツを量産しようとした際に起こりやすいため注意が必要です。複数名のライターに記事作成を依頼する際は、コピーコンテンツに関しても改めて伝えておくとトラブルを回避しやすくなります。

Googleのコアアップデートに注意する

Googleの検索アルゴリズムには、コアアップデートと呼ばれる指標の更新があります。アップデート中や完了後は大きな順位変動が起こる場合があるため、Google検索セントラルブログなどを定期的に確認し、情報をキャッチしておくと安心です。

テクニカルSEOの実施も重要

良いコンテンツを作っても検索エンジンにとって分かりづらいページになっていると評価が得にくくなります。できる範囲でテクニカルSEOを併せて実施するのが理想的です。

まとめ

コンテンツSEOの実施手順とポイントをご紹介しました。

ユーザーにとって有益かつ自社の独自性の高いコンテンツを発信することは、現在のSEO対策において非常に重要です。しかし、日々アルゴリズムが変化するSEOでは、かつて有効とされていた方法を実施しても評価が下がってしまう可能性もあります。SEO施策に取り組み続けるには専門的な知識と労力が必要なため、外部の専門家と一緒に取り組むのもおすすめです。

北浜グローバル経営では、コンテンツSEOやテクニカルSEOに関する施策の支援をしています。
自社ホームページやECサイト集客にお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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