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なぜ企業はSNSをしなければならないのか
企業のマーケティング施策において、SNSは必須といっても過言ではないものになってきています。SNSは身近なものですが、「企業のSNS」にはどんなメリットがあるかよくわからないという方もいらっしゃると思います。今回は企業がSNSを活用することで期待できるメリットや運用上の注意点をご紹介します。
目次
SNS運用とは?

SNS運用とは、企業や商品に関する情報を日々発信し、PR活動を行うことを指します。
認知拡大やブランディングを目的に取り組む企業や増えています。
企業のSNS運用が重要な理由
SNSは幅広い世代に利用されており、今や生活に欠かせないものとなってきています。
企業がSNSを運用し、投稿・コメント・DM(ダイレクトメッセージ)などを活用することで、自社サービスに興味・関心の強いユーザーに対して、ブランドやサービスにより親しみを抱かせる効果が見込めます。
さらに投稿内容に注目を集めることができれば、SNSの拡散性をいかし、これまでサービスを知らなかった人への認知拡大・集客アップにもつなげることが可能です。

企業のSNS運用の始め方

SNS運用は初期投資がほとんどかからないため簡単に始められるものの、「投稿する内容がない」「想像以上にフォロワーが増えない」といったお悩みから運用を諦める企業が多い実情もあります。そこでSNS運用を始める前にやっておくべき重要な4つのステップを詳しくご紹介します。
【STEP①】目的とターゲットを決定する
【STEP②】運用するSNSを選ぶ
【STEP③】運用にあたっての社内ルールを決定する
【STEP④】運用戦略の立案とコンテンツ作成
【STEP①】目的とターゲットを決定する
まず、そのSNSをなんのために運用するのかを決定する必要があります。
認知度の向上や集客、ユーザーとの交流など、何の目的で、どんな人に情報を届けたいのかを明確にしましょう。
目的やターゲットを明確にすることで考え方の軸が生まれ、コンテンツの方向性が定まります。
ターゲットを決定する際には、架空の顧客像=ペルソナの作成がおすすめです。
性別、年齢、職業、居住地だけでなく、性格や趣味嗜好、行動パターンまで細かく設定することで、社内でのターゲット像が明確になります。
【STEP②】運用するSNSを選ぶ

決定した目的、ターゲットに沿って、運用するSNSを決定します。
一般的なSNSは、以下のような特徴があります。
Youtube:テレビとは違い、興味のある動画を自ら選んで再生できるため、利用している年齢層も幅広い。画面上に関連動画が表示され、投稿のタイミングに関わらず過去動画も視聴される可能性がある。
Twitter:リアルタイムでの情報発信と相性が良い。リツイートと呼ばれる拡散機能を利用すれば、商品のPRやキャンペーンにも活用できる。ユーザーとの距離が近く、比較的に直接ユーザーの声を集めやすい。
Instagram:写真や画像を活用し、視覚的に世界観を表現しやすい。
また、フィード投稿やリール、ライブ配信により購買意欲を喚起しやすく、ECサイトとの連携で売上のアップも期待できる。ハッシュタグ(特定のキーワードを付与する)機能を活用することで、幅広いユーザーへのアプロ―チが可能。
TikTok:15秒~1分程度の短い動画を連続で視聴するのが特徴で、10代を中心にユーザーが増加している。近年は30~40代とユーザー層が拡大しつつあり、企業の動画広告が一般ユーザーの動画に溶け込みやすい。
【STEP③】運用にあたっての社内ルールを決定する

例えば「投稿素材(画像、動画、文章)に関するルール」「毎週何曜日に投稿するか」「キャンペーンなどイベント情報の告知は何日前に投稿するか」など。
運用にあたっての社内ルールやマニュアルを作成しておけば、SNS運営担当者が不在の場合でも対応しやすくなります。
【STEP④】運用戦略の立案とコンテンツ作成

企業がSNSを運用する際には特に「戦略」が重要です。
①~③での決定事項をベースに、運用戦略の立案、コンテンツ作成を行います。
テキストや写真、動画など、各SNSに合わせて制作し、公開します。
Youtubeを除き、SNSは情報の新しさ、リアルタイム発信が重要になりますが、継続的な更新も大切です。定期的な発信に加え、キャンペーンやイベントをイレギュラーで発信するなど、内容によって調整することもおすすめです。
また、運用にあたっては効果検証も必要です。
投稿したコンテンツのPV数をどの期間で区切るかなどの基準を儲けておくと、前回との比較や目標設定に活用できます。
まとめ

企業SNSは一見敷居が低く、簡単に成果が出せそうなマーケティングツールと思われがちです。しかし、ビジネスで成果を上げるためにはノウハウや知識、人的リソースが求められるため、やみくもに運用しても理想的な成果を上げることは困難です。
とはいえ、SNSは自社のサービスや商品、ブランドの認知拡大や人材採用にも活用されています。投稿したコンテンツは自社の資産にもなるうえ、自社にとって好意的な顧客(ファン)の獲得に有効なツールと言えるでしょう。
まずはプロに相談し、最適な運用方法を一緒に考えてみませんか。
北浜グローバル経営にはSNS運用に特化した専門コンサルタントが在籍しています。
「SNS運用効果がいまひとつ出ていない」「社内の運用体制が整っていない」といったお悩みをお持ちの方がいらっしゃいましたら、当社までお気軽にお問い合わせください。