自社の決算を理解する重要性 | 北浜グローバル経営株式会社

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自社の決算を理解する重要性

決算書というものは、企業そのものを映し出す非常に重要な役割を担っています。
その使用用途や目的も、企業の業績確認、経営方針を決定する際の資料、時には資金調達の場でも活用されるなどさまざまです。

経営者の中には、新型コロナウイルスの影響により事業環境・経済環境が目まぐるしく変化する中、なかなか自社の決算状況を把握するタイミングがない方もいらっしゃるかもしれません。
今回のコラムでは、経営陣の方々の舵取りの際に重要な「自社の決算を理解する重要性」をご紹介していきます。

決算書は“経営者だけ”が把握すべきものなのか

実際のところ、数字が苦手で経理関係は全て税理士や経理担当に任せている、という経営者様も多いのではないでしょうか?
個人的には、経営者様は勿論のこと、経理や財務の専門家ではない企画・営業・製造などを担当している方々も、経営に関係する数字の活用方法をざっくり理解しておく必要があると考えています。
なぜなら、日々のビジネス現場では数字を含めた色々な視点から多角的に自社を見て、総合的に意思決定していくことが重要だからです。

決算書から読み取れること

決算の情報からは、自社に関わるさまざまな情報を読み取ることができます。
例えば、自社がどれぐらい資産を有していてどれだけ負債を抱えているのか、資金の使い道やそれらの回収率等、数字から会社の状況を読み解くことができます。

ビジネスにおいて、意識すべき視点を「鳥の目」「虫の目」「魚の目」と例えられますが、今回は「鳥の目」に注目してみようと思います。
いきなり細かい数字を把握・理解することは非常に難しい為、まずは大枠から俯瞰的に大きな数字を見ていきましょう。

例えば、過去3期分の決算書を順を追って見たときに、売上が上がっていれば業績は好調に思えるかもしれません。しかし、営業利益や経常利益、純利益などの項目ごとに見ると本質が見えてきます。

過去3期分の決算推移で売上が上がっているにもかかわらず営業利益が減少傾向にある場合、広告宣伝費や原材料費等をはじめとするコストの増加や、生産効率の低下が疑われます。
また経常利益が減少傾向にある場合は、借入金や支払利息の負担が大きくなっていることが考えられます。その対策としてはキャッシュフローの見直しや、返済繰りの見直しが挙げられるでしょう。
(売上が順調に上がっているにもかかわらず利益が減少傾向にある場合は、自社の収益性や構造を疑う必要があります)

このように、決算の状況によって企業が次に取るべき行動やアクションは全く異なります。
財務状況を踏まえた上で、販売促進のための広告宣伝か、社内の体制を整えるための評価制度構築や人材育成を行うのか。はたまた、徹底的なコストカットをはじめとする経営改善か……。
さまざまな選択肢を前に、企業の軸となる財務状況とその課題を把握し、企業にとって最適な「次の一手」を判断することは容易とは言えません。効果的な改善策を選ぶためには、経営者が相談できる「鳥」「虫」「魚」の三視点を持ったパートナーが必要だと私は考えます。

次の一手を講じ、ビジョンを実現するために

年間契約型支援プラン「ベストパートナー」

当社の経営コンサルティングサービスである「ベストパートナー」では、四半期に1度企業様の現状を把握し、課題を抽出すべく経営者様に対して面談を実施しています。コンサルタントによる定期的な「経営者面談」によって、課題整理と目標の明確化を行います。

経営者面談 財務面談に関して

メニューには簡易的な財務の面談をご用意しております。直近決算書を2〜3期分ご用意いただき、共に決算書を読みとく中で目指すべき方向を見定めていく内容となっています。
この財務面談が終わるころには、基本的な財務の知識・自社の決算状況に関して理解を深め、それらを軸に目標を掲げた事業計画を立てることに成功しているはずです。
また、1度面談を行うだけでなく、定期的な面談を行うことで、次の一手を明確化し理論ではなく実践にこだわった結果の出る支援を目指します。

年間契約型支援プラン「ベストパートナー」の詳細を見る

おわりに

決算書に限らず、自社を表すさまざまな数字には解決すべき課題や成長のヒントが隠されています。それらを読み解き、数年先のビジョンを共に描くパートナーになりたいと私たちは考えます。

企業は生き物であり、日々刻々と変化する経営環境を生き抜くには、環境にあわせて企業も変化・成長をしていかなければなりません。
北浜グローバル経営では、経営理念である「経営者と共に汗をかき、共に取り組む」を軸に、企業様の未来のビジョンや夢を共有します。些細なことでもかまいません。経営に関するお悩みは、ぜひ当社コンサルタントへご相談ください。

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