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No残業Dayにfocus on〔後編:人事部長インタビュー〕~制度導入最大の目的は生産性向上にあり~
北浜グローバル経営では、社員の健康を支える取り組みや制度を積極的に導入し、働きやすい環境作りを進めています。前回のコラムでは、効率的な作業習慣を養い、物心両面の充実を図ることを目的とした「No残業Day」にスポットをあて、制度による意識の変化を社員の1日を通してご紹介しました。
今回は導入に携わった人事部長に、制度考案の経緯や今後の展望を聞きました。物心両面の充実だけではない、制度に込めた想いについてもたっぷりお伝えします。ぜひ最後までご覧ください。

目次
No残業Day導入の経緯

「No残業Dayを導入したのは、急激な会社の規模拡大により増加傾向にあった残業時間を改善するためでした。管理職を含む従業員全員の生産性向上により物心両面の充実を図ることが目的で、働き方改革の一環だったとも言えますね」
出発点は、業務改善への第一歩だったわけですが「同制度の本質はこれだけではない」と語る松山さん。
本制度に込めた想い
「制度導入最大の目的は生産性の向上にある」
そう強調し、本制度に込めた想いを次のように語ります。
「育児と仕事の両立など、社員一人一人がさまざまな事情で労働時間の制約を抱えていると思います。No残業Dayの導入が限られた時間の使い方を意識する契機となり、生産性向上や作業効率を上げる能力強化につなげてほしいと考えています」
「自律的な成長により生産性が高まる。それは、組織力の強化、ひいては企業の成長につながり、お客様へのサービス向上になるということです。こうした仕組みを本制度により構築していくことが、高収益を生み出し長く働きたいと思える企業への近道だと考えています」と力強い眼差しで熱い想いを聞かせてくれました。
定時退勤の習慣化に必要なこと
企業規模の拡大に比例して仕事量が増える、という事実は否めません。こうした状況下においても、普段から早く帰ることを習慣化するには何が必要になるのでしょうか。
「普段から早く退勤するには、やはり無駄をなくすことが重要。そのためにはまず、“やらないこと”を決めましょう」と松山さん。
「従来、業務の進捗確認のために行っていたミーティングを、チャット内や進捗確認フォーマットを活用し、打ち合わせ時間を短縮した管理職社員もいます」
無駄を無くすには“何故この業務をするのか、どんな目的があるのか”考えることの必要性を説きました。
制度導入から約1年が経ち、勤務時間内にタスクを完了するために時間の使い方を日頃から意識する社員が増えていると言います。
長く働きたいと思える企業を目指して

「理想は“最小で最大の効果を生む”こと。その理想を実現するために、No残業Dayの実施頻度を上げることも視野に入れている」と松山さん。
「気合と根性だけで実現した業績アップは、社員一人一人の業務過多や長時間労働の要因にもなりかねません。長く働きたいと思える企業になるには、労働環境を整え高収益を生み出す仕組みの構築が必要だと考えています。その一環としても、No残業Dayの実施頻度を月1から隔週、ゆくゆくは毎週にしていきたいと考えています」と今後の方向性を語ってくれました。
最後に
前後編の2本立てでNo残業Dayについてお届けしました。長く働きたいと思える高収益な企業になるには、働きやすい環境や仕組みづくりが重要であることが今回のヒアリングで分かりました。コラムを通して、少しでも当社の雰囲気を身近に感じていただけていたら幸いです。
No残業Dayの他にも、ライフスタイルに合わせた勤務時間を選択できる「時差出勤制度」や、成果・スキルと報酬を連動させた「成長促進制度」を導入し、一人一人が自発的に高みを目指していける環境作りを進めています。当社の取り組みや考えに共感いただける方は、以下ページよりご応募ください。