社員の意思決定力を高める!戦略に勝る「企業文化」のススメ | 北浜グローバル経営株式会社

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社員の意思決定力を高める!戦略に勝る「企業文化」のススメ

「組織に一体感がない」「自主性や決断力のある人材が少ない」と感じることはありませんか?

特に経営者・チームリーダーなど、組織を牽引する立場にいる方は
「育成が足りない」「コミュニケーションが足りない」「世代間ギャップがあるのでは」など、さまざまな原因を考え、マネジメント戦略を検討していると思います。

もしかすると、いくつか方法は試したけれど改善できなかったという方もいらっしゃるかもしれませんね。

経営学の父ともいわれるピーター・ドラッカー氏は「企業文化は戦略に勝る(Culture eats strategy for breakfast)」という格言を残しました。
彼の言うように、成功の秘訣は「企業文化の形成」なのかもしれません。

企業文化=考え方の方針

企業文化とは、企業と社員との間で共有する信念や価値観・行動指針を指します。
その企業にとって「最も重要な考え」を示し、社員が共感し、日々の業務活動や行動に表れるものです。

社員間で行動指針が浸透し、企業文化が形成されていれば「全員が同じ方向性で役割を最大限に発揮する状況」が生まれます。
そんな社員たちで構成された組織によって戦略が創られ、それはやがて企業の存在価値の発揮にもつながります。

企業文化が戦略に勝る理由はここにあります。

どれだけ素晴らしい戦略があっても、実行されなければ戦略は実現できません。
戦略を推進する中で、課題やトラブルはつきものです。
そんな時、上流から下流まで、戦略に関わる全ての人に共通の行動指針がなければどうなるでしょうか?

・自社が何を大切にしているかわからないので、与えられた作業レベルでの仕事しかできない
・自身で物事が判断できず指示を待つ人が増える
・個人の判断基準によって作業の優先度が変わる
・意思決定のスピードが落ちる
など、さまざまな問題が発生します。

だからこそ、企業文化の意図的な形成はとても重要なのです。

企業文化の形成により大きく3つのメリットが期待できます。

メリット1.組織に一体感が生まれる

企業文化を形成する過程で、経営者の想いや企業の目指す方向性を軸とした「行動指針や価値基準」が生まれます。
これらが浸透し、一人一人の行動と目指す方向性が一致することで、組織に一体感が生まれます。

メリット2.モチベーションにつながる

行動指針も明確にすることで「自社内で、どのように考え、行動するのが望ましいか(評価されるか)」の基準ができ、業務へのモチベーションにつながります。

メリット3.社員の意思決定が早くなる

企業が大切にする考えや行動指針が浸透すると、社員が自律自走しやすい環境が生まれます。
組織で共通となる考えを持ちながら「自身がどのように動けば良いか」を考えられるようになるため、企業の考え方と大きくズレた判断をしなくなります。結果として、社員一人一人の意思決定が早まります。

企業文化を作るデメリットは?
企業文化を作ること自体にデメリットはありませんが、以下のような変化は想定されます。
・企業のビジョンや行動指針を明文化することで、考え方が合わないと感じる人もいる
・考えや行動指針が浸透するまでに時間はかかる

企業文化を形成する3ステップ

企業文化を形成するステップはシンプルです。

STEP1.経営者の想いを言語化する

「自社の存在意義、社会にどのように貢献し何を大切にしたいか」など、経営者が社員と共有したい想いを言語化しましょう。
企業の目指す姿や行動指針にもつながる最も重要な部分です。

STEP2.想いをもとに、メッセージや行動指針を作る

想いという漠然とした状態から、社員と共有したい価値基準や行動指針として明文化しましょう。
これらを浸透していく際に、経営者が「一人で主張している気分になる」「わかってもらえない」と感じる可能性もあります。そのような事態を防ぎ、浸透を手助けしてもらうためにも、この段階で信頼できる社員の意見を取り入れ、共に考える協力者を募ることもお勧めです。

STEP3.繰り返し社員に伝え、浸透を図る

ここまでに明文化したメッセージや行動指針を、繰り返し社員に伝え、浸透させます。
ミーティングで発信したり、メッセージを社内掲示したり、行動指針に基づいた良い事例を共有したりと、意識づけの方法はさまざまです。
同時に、人事評価制度にも行動指針を基準とした項目を組み込み、評価する仕組みも備えていくと良いでしょう。

よく似た言葉「企業(組織)風土」とは?
企業文化と似た言葉で、企業(組織)風土があります。どちらも無形の概念ですが、意味は異なります。

・企業文化は、会社の使命や存在価値を発揮することを目的に、全社員の考え方・行動の軸を意図的に形成するもの
・企業風土は、組織内の暗黙のルールや習慣に影響を受け、自然と形成されるもの

企業文化は組織力向上を図る意図があるのに対し、企業風土は悪い習慣なども受け継いでしまう可能性があります。 例えば「成果主義が行き過ぎ、社員がノウハウや情報の共有をしない」「顧客の課題解決より、自社の売上を重視する」といった悪習だったとしても、その会社では企業風土になりえてしまうのです。

まとめ

組織に一体感を生み出し、意思決定を早める「企業文化」についてお伝えしました。
どんな経営戦略や人事戦略も、良い組織・良い企業文化があってこそ実現されます。
戦略が理想的な形で推進されることは、企業が存続・発展していくうえでも非常に重要といえるでしょう。
組織力の向上、ひいては企業発展のために、日常活動の土台となる「企業文化」を設計してみてはいかがでしょうか。

北浜グローバル経営では、組織改革に伴う企業文化の形成をサポートいたします。
組織現状を定量化するアンケート調査や、経営者の想いを言語化するためのヒアリング、想いを行動指針に落とし込む方法など、ご興味を持たれた方はお気軽にお問い合わせください。

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