【新サービスにかける想い】外国人雇用だけでは、本当の問題は解決しない | 北浜グローバル経営株式会社
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【新サービスにかける想い】外国人雇用だけでは、本当の問題は解決しない

11/15〜17に開催された、人事労務・教育・採用の業務支援に特化した展示会「関西 HR EXPO」にて、外国人雇用と定着・戦力化をワンストップで支援する新サービス「ウケイレ」を発表しました。
当社には人材支援に関する専門コンサルチームが2つあります。私が所属する人材育成と、雇用支援です。
この2チームがどのような経緯で連携し「ウケイレ」発表へ至ったか、支援にかける思いとともにお伝えします。

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外国人材を企業のチカラに「ウケイレ」サービス紹介動画

きっかけは雇用支援からの相談

外国人雇用を検討する企業の多くが抱える課題は「人材不足」です。
そんな企業に向けて、当社の雇用支援チームは外国人材とのマッチング、来日サポート、就労後のサポートを行います。
対して、人材育成チームは就労中の人材への育成研修を行ったり、企業へ人事制度の構築支援を行ったりします。

支援領域こそ違いますが、人材という共通点があることから、2チームは日常的に意見交換の場面も多くあります。
話をする中で、雇用支援チームから「外国人雇用が本当に企業成長に貢献するには、雇用以外の支援も必要だと感じている」という意見がでました。
外国人材を雇ったが「活躍している」という実感のある企業が少ないと感じているようでした。

私たちは「企業が本当に求めるものは、単なる労働力ではなく、自主性を持ち活躍できる戦力」という結論にいたり、「ウケイレ」を考えるきっかけとなったのです。

人材育成コンサルのサービス詳細を見る
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育成研修で感じた、外国人材への対応の必要性

私が外国人材への支援を意識したのは、育成チームとして研修依頼を受けた時です。
内容は、従業員が十数名の製造業を営む企業様に、チームビルディング研修を行うというもの。
その企業の従業員の内訳は、社長と一名の従業員を除いた全員が外国人材でした。

※ワークショップを通してチームとしての働き方などを学ぶ研修。目的・目標のために連携して動けるようになることで組織の生産性向上や、企業成長につながる

当時、研修資料は言語も含めて日本人向けのものばかり。急いで外国人向けに資料を作りなおすため、翻訳対応が可能な雇用支援メンバーの協力を仰ぎました。ただ日本語を翻訳するだけでなく、文化背景の違いも考慮しながら、翻訳のニュアンスや当日の進行について何度も打ち合わせを重ねました。

しかし打ち合わせの中で、研修内容を大きく変えることはありませんでした。人材育成に必要な内容は国内の人材と同じだったからです。
言語と文化背景の違いはあれど、それ以外の違いは何もないと気づいた瞬間でした。同時に、外国人材雇用の需要を目の当たりにし、外国人材育成も今後必須になっていくと感じたのです。

結果として、滞りなく研修は終了。うまくいったと実感したのは、後日社長から感想をいただいたときでした。
「研修後に初めて外国人メンバーが私に直接意見をくれる機会があった。直接意見を伝えてきてくれることがこんなに嬉しいとは思わなかった」

私の中で、国内外を問わず人材が活躍する環境づくりに貢献できると感じ、新サービスへの想いを強くするきっかけになりました。

「人として」根本の問題は同じ

育成をする上で、一番の問題は、育成される本人が「わからないことが、わからない」という状態にあることです。

新入社員だったころを思い出してみてください。
・研修内容は理解できても、現場の作業イメージまでは掴めなかった
・現場に出て初めて気づくことが多かった
・研修と現場担当が違う人で、何から相談してよいかわからなかった
こんな感覚を覚えたことはありませんか?

外国人材には、この課題に加えて「言語・文化・コミュニケーションの違い」があるだけです。
多くは基礎的な日本語学習を終えた状態で来日するため、受け入れ企業が考えるよりも壁は低く、お互いの工夫で越えていけるものだと、私は考えます。

育成で大事なことは、わからないことへの気づきを与え、相談をしやすい環境をつくること。
そう考えると、国内人材と大きな違いはないと考えます。

まとめ

外国人材の雇用や育成に対して、高いハードルを感じている企業も多いはずです。
たしかに国内人材の雇用とは違う部分もありますが、言語や文化的背景が異なるだけで、育成の根本的な課題は同じです。
本人の中にある意欲をどうに引き出せばよいかで困っている、というのが殆どではないでしょうか。

当社の新サービス「ウケイレ」では、2つのコンサルチームが協力し、外国人雇用はもちろんのこと戦力化に向けた人材育成もサポートいたします。

11/15〜17、インテックス大阪で開催された「HR EXPO」にて、当社ブースにお越しいただいた方からは、
・外国人雇用を検討しており、ウケイレの支援内容に興味がある
・すでに従業員の3%が外国人材で、今後も必要性を感じている
・即戦力の採用が厳しく、自社で戦力化する意識はたしかに重要
といった声も寄せられました。

外国人雇用を検討している、雇ってみたが育成に課題を感じている、という方は、ぜひ一度ご相談ください。

国内人材と外国人材の両方が活躍できる環境作りを、当社コンサルタントとともに実現しましょう。

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